引渡し猶予特約が原因で住宅ローン審査に落ちる?!
2020年に住宅購入をした際、まさかの住宅ローンの本審査に通らない・・・!という出来事がありました。
融資の申し込みを行った主人の会社・勤続年数・年収等は全く問題なかったので、はじめは「なぜ?!?!」とびっくりでした。
住宅ローンには団体信用生命保険も付帯するので、健康面等で審査が通らなかったのかも・・・と考えましたが、本審査に通らなかった理由は住宅売買契約書にあった「引渡し猶予特約」の文字でした。
引渡し猶予特約とは?
引渡し猶予特約とは何なのか・・・?
あまり聞き慣れない言葉ですが、住宅の住み替え時などによく使われる特約のことです。
売主が家を売ったお金で新しい家の代金を支払う場合など、売却代金を受け取ってからでないと新しい住宅ローンの融資を受けることができません。
その為、新しい家を購入し引っ越すまでの間、買主の了解を得て売却した家に住むための特約を引渡し猶予特約といいます。
この場合、決済日に所有権移転登記は行われますが、鍵の引き渡しは後日になります。(猶予期間は数日〜1週間程度)
住信SBI銀行の住宅ローン審査が通らなかった話
住宅ローンに関しては、周囲で住信SBIネット銀行の評判が良く、融資の金利もかなり低い水準だったので借入を希望していました。
不動産会社の担当者もオススメです!とのことだったので住信SBIネット銀行の住宅ローン審査を出してみることになりました。
ネット銀行系は店舗のある大手銀行に比べて、住宅ローンの審査に時間がかかることが多く、新築の建売住宅を購入するときなどは利用できないこともあるようですが、今回私たちは中古住宅の購入で売買契約から決済までに時間的余裕があったので住信SBIネット銀行の事前審査→本審査へと手続きを進めました。
事前審査は何の問題もなく通過したのですが、本審査に必要な書類一式を提出してから1週間後、不動産会社の担当者経由で住信SBIネット銀行の住宅ローン本審査に通らなかった旨の連絡が・・・。
理由を聞いてみると、答えは明確で、「引渡し猶予特約」が問題になっているとのこと。
住信SBIネット銀行のホームページにもきちんと記載されてあり、ほぼ例外なく売買契約に引渡し猶予特約がついている物件には住宅ローン融資は行わないようです。
住信SBIネット銀行のページはこちら
引渡し猶予特約についてあまり深く考えていなかったので、まさかこんなところで問題になってくるとは・・・という感じでした。。
引渡し猶予特約がついていても住宅ローンの審査に通る銀行はあるの?
住信SBIネット銀行の本審査に落ちた後、住友信託銀行とauじぶん銀行の住宅ローン本審査へと進みましたが、両行とも問題なく融資の許可がおりました。
不動産会社の方にも確認しましたが、今までに引渡し猶予特約が原因で住宅ローン審査に通らなかったことは住信SBI銀行が初めてだと話していました。
なので、売買契約書に引渡し猶予特約がついていても焦る必要はないかと思います!
念のためにいくつかの銀行に審査を申し込むと安心です。
私は住宅本舗で一括審査をしたので、とっても便利で楽ちんでした。
まとめ:引渡し猶予特約に注意
売買契約時に初めて聞いた言葉、引渡し猶予特約。
売主が住み替えの場合はこの引渡し猶予特約が付くことが多いそうで、契約時にはあまり深く考えず「そうゆうもんか〜」と思っていました。
まさかこの特約が原因で住宅ローン審査に落ちることがあるなんて・・・と思いましたが、住信SBIネット銀行以外では問題なく住宅ローンの融資許可がおりたので、「どうしても住信SBIネット銀行で住宅ローンを借りたい!」という人以外はあまり気にしなくて大丈夫です。
住宅ローンの本審査に落ちてしまうなんて、内心穏やかではいられませんが、落ち着いて他行の審査に出せば全く問題ありませんよ!
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