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主婦が司法書士試験に一発合格した話

主婦が2021年に宅建に合格し、そのまま流れるように司法書士試験に移行した結果、2023年に見事一発合格を遂げました。

本日は司法書士試験の一発合格に向けてやったこと、使った参考書などご紹介していきたいと思います。

司法書士試験、挑戦した当初は高すぎる山を目指してしまったなーとも思いましたが、乗り越えた今振り返ってみると、何をすれば司法書士試験に合格できるかが分かっていればそれ程恐れる試験ではないと思います。

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司法書士試験とは?

司法書士とは、不動産や法人の登記業務や相続関連、簡裁訴訟代理業務などを行う法律分野の国家資格です。

司法書士試験は、筆記試験(択一・記述)と口述試験に分かれており、合格率が5%前後の難関試験となっています。

司法書士試験の筆記試験で出題される科目は全11科目と広範囲にわたっていますが、全体の75%は民法・会社法・不動産登記法・商業登記法の4科目から出題されます。この主要4科目はとても重要で、ここを抑えずして司法書士試験合格はない!と言えますが、かといってその他7科目を疎かにしていいかと言われればそんなことはなく、とにかく抜けのない広い法律の知識が求められます。

主婦が司法書士試験を目指した理由

普通の主婦である私は、大学卒業後は大手一般企業の事務職として働いており、夫の転勤のタイミングで退職し主婦となりました。子供は5歳と3歳で、子供が生まれてからはずっと専業主婦として生活していました。

子育てが少し落ち着いたら何か仕事をしようと考えていましたが、そこらへんのありふれたパートは嫌、何かできることはないだろうか・・・と考えたときに宅建と出会い、不動産分野の資格持っていれば不動産関係で雇って貰える・・・?などと考えて宅建の資格を取りました。宅建合格後は、もう勉強はしたくない!と思っていたのですが、夫が司法書士を勧めてきたことや、難関資格じゃないと持っていても役に立たないかも?と考えて、司法書士試験を挑戦することに決めました。

実際、夫も転勤のある会社員なので、たとえ私が一般企業で仕事を始めても夫の転勤のたびに仕事を辞めてキャリアが途絶えてしまうかも・・・と考えた時に、資格は自分の強みになるなと思いました。

司法書士試験に一発合格するための勉強法

司法書士試験合格には一般的に約3000時間の勉強が必要と言われています。

しかし、ただ闇雲に勉強すればいいってものではないので、この情報は一旦忘れましょう。

まず、第一にターゲット(司法書士試験合格)を定めたら、大体の人は1回で合格したい!と思うと思います。私がこれから紹介する方法は、あくまで一発合格を目指した勉強法であり、いつか合格できたらいいな〜と緩くライフワークのように勉強するやり方ではないのでご了承ください。

  • 予備校の講座を受講する
  • 講座内で講師に言われたことだけやる
  • 過去問を繰り返し解く
  • 記述問題は答練、模試を受ける

まとめると以上の4点になります。

まず一発合格を目指すなら絶対的に予備校を利用することをおすすめします。講義を聞くのが好きではないという人もいるかもしれませんが、法律初学者がテキストを読んでも完全に理解することは難しいです。予備校の講師の説明は分かりやすいですし、分からないことは質問もできる、何より予備校のプログラムは司法書士試験に合格させるために作ったものなので無駄がなく勉強できます。また、勉強を進めるスピードも独学では曖昧ですが、予備校の講座はとても良いペースメーカーとったと感じます。

予備校の講座を受講すれば、あとは講師の言う通りに勉強するだけです。講義の予習は一切不要で、とにかく復習を完璧に!!勉強したテキストの部分の該当箇所を一問一答の問題集などで解いて頭に知識を定着させていきます。

講義内で学んだ箇所の復習が終わったら、すぐに過去問を解き始める!敵を知らずに戦えないので、過去問は重要です。実際に私が受験した年の本試験でも、過去問からの問題が多く出題されました。

過去問をひたすら解いて、解説を読み、答えを覚えていく(答えを導く理由を理解する)感覚です。

本試験は7月の第一日曜日なので、4月以降は直前期と呼ばれます。直前期には答練や模試でどんどん新しい問題に触れて自分の知識量を増やしていきます。

特に不動産登記法と商業登記法の記述問題は、新しい問題を解くことが重要で、私が受講した予備校の講師は、4月以降は週に2回は新しい記述問題を解くようにと言っていました。

司法書士試験合格に使った予備校・参考書

司法書士試験に合格するためには絶対に予備校を利用しよう!と思いYouTubeなどでどこの予備校が良いのか調べました。

すると、やはりLEC東京リーガルマインドが一番人気とのことでLECの15ヶ月合格コース(春生)に申し込むことにしました。15ヶ月合格講座(春生)は本試験前年の4月からスタートして翌年の3月末までがインプット講義、その後4〜6月は答練、模試でアウトプットしていくという内容です。

講義内容も答練模試も適量で合格するための全てがうまく詰め込まれているなと感じました。

合格後に出会った同期は、LEC、伊藤塾、辰巳(松本基礎講座)出身者が多いなと感じました。予備校の講座は1年以上に渡りますし、週に大体9時間分の講座を聞く必要があるので、喋り方の好きな先生を探してストレスを感じることなく続けられる予備校を探せばいいと思います。

使用したテキストはLECのブレークスルー、過去問は合格ゾーン全科目、会社法とマイナー科目だけはオートマの出るとこ一問一答を使いました!

司法書士試験に一発合格するための勉強時間

直前期(4月〜6月)は、隙間時間は全て勉強して1日8〜9時間程度勉強していました。

早朝5−7時の2時間、日中(子供の幼稚園の間)5時間、夜子どもが寝た後2時間の計9時間です。たまに疲れがたまると夜の勉強は切り上げて早く寝たりしていました。

早朝に勉強したのは直前期のみで、あとは1日4−5時間程度しか勉強していなかったと思います。

勉強時間よりは、自分が理解できるまでしっかりと講義の復讐をすることを重視していました。

司法書士試験合格後の流れ

筆記試験に合格すると約2週間後に口述試験があります。その後最終合格発表へと続くのですが、口述試験はまず落ちることはないと言われています。

しっかりとした受け答えができて、筆記試験合格に必要な知識が備わっていれば全く問題ありません。試験官の登記官の方々も親切で和やかに口述試験は進むと思います。

まとめ

司法書士試験に一発合格するために必要なことは、講義→復習→過去問を繰り返し解く、だと思います。

筆記試験択一はとにかく過去問を何度でも繰り返し解くこと、記述問題は初見の問題を早く正確に解く訓練を積む、これに尽きると思います。

様々な問題集に手を出すことなく、一つの問題集を繰り返すうちにだんだんと知識が定着していって合格することができましたよ♪

ちなみに、直前期の模試ではS判定が2回、B判定が2回でした。択一は常に58〜60問前後で安定していましたが、記述で枠ズレを起こすとB判定になってしまう、といった感じでした。

なので本試験も落ち着いてやれば択一は絶対に大丈夫、記述はとにかく落ち着いて検討する!を心がけました。

きちんと勉強すれば必ず結果はついてくるので、やると決めたら講師の言うことに従ってコツコツ勉強を積み重ねていってください!!

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